お問い合わせ

平成28年度鳥取県障がい者芸術・文化作品展 あいサポートアートとっとり展

鳥取県内より応募のあった総数479点の作品の中から、審査員による厳正な審査を行い、最優秀賞、金賞、銀賞、銅賞の各賞及び選外佳作を決定いたしました。

◎美術部門: 最優秀賞 1点 、金賞 3点 、銀賞 3点 、銅賞 3点、 選外佳作 11点
◎文芸部門: 最優秀賞 1点 、金賞 1点、 銀賞 1点、 銅賞 1点 、選外佳作 2点
◎マンガ部門:最優秀賞 1点 、金賞 1点 、銀賞 1点 、銅賞 1点、 選外佳作 2点

受賞されました、皆様おめでとうございます。

<平成28年度>あいサポート・アートとっとり展 受賞作品

美術部門

最優秀賞

鉄道好きの機関車がいっぱい

酒井 優一(さかい ゆういち)
金賞

塩崎 琴音(しおざき ことね)

自画像

坂口 真一郎(さかぐち しんいちろう)

DORAGON

KM
銀賞

心たゆたう

中村 友香(なかむら ゆか)

高橋 俊和(たかはし としかず)

加藤 万紀子(かとう まきこ)
銅賞

驟雨(しゅうう)

谷口 賢治(たにぐち けんじ)

ねこがいっぱい

松重 拓士(まつしげ たくと)

そしき織り

栗本 麻衣(くりもと まい)

文芸部門

最優秀賞

まっかなりんご

谷田 周二(たにだ しゅうじ)
金賞 銀賞 銅賞

神様のくれた贈りもの

桜ねこ(さくらねこ)

シャトルラン

米原 涼哉(よねはら りょうや)

高橋 俊和(たかはし としかず)

マンガ部門

最優秀賞

僕、バイク

本池 友直(もといけ ともなお)
金賞 銀賞 銅賞

次元をこえて

烏店長(からすてんちょう)

カッパくん大山見に行こうョ!!

林 徳子(はやし とくこ)

ぼくの一人旅

橋本 和則(はしもと かずのり)

選外佳作作品

美術部門


無題

山田 繁(やまだ しげる)

太田垣 康二(おおたがき こうじ)

ひとやすみ

小柴 千鶴(こしば ちづる)

無題

岡田 浩一(おかだ こういち)

無題

田中 忍(たなか しのぶ)

杉本 由美子(すぎもと ゆみこ)

ネコと毛玉

角 朋美(すみ ともみ)

神楽「八岐大蛇~諦めない~」

鳥取県立米子養護学校高等部2年生

みんながきらきら

スマイル筋ジスクラブ

花火(月の輪)

松本 斉(まつもと ひとし)

あめのうた

藤田 則一(ふじた のりかず)

文芸部門


もう少しすると

津村 和幸(つむら かずゆき)

綿の収穫

栗本 麻衣(くりもと まい)
 

マンガ部門


お菓子い(可笑しい)ダイエット?

山本 拓司(やまもと たくじ)

3人の家族

児島 優子(こじま ゆうこ)
 

審査員講評

◎美術部門

 おそらく障がい者アートへの関心の深まりを反映しているのでしょう。今年の「あいサポート・アートとっとり展」には昨年の317点を大幅に上回る441点の作品が寄せられたと聞いています。審査にあたる者の一人として出品作品の増加を大変嬉しく感じます。

出品作品が増えたことはレヴェルの向上を意味します。この展覧会の美術部門は絵画、彫刻、立体造形、陶芸、写真、書道、版画、織り、工芸という多様なジャンルによって構成されていますが、いずれのジャンルにおいても多くの生き生きとした表現が認められました。

特に全体の半分を占める絵画においては、受け付ける作品のサイズを大きくしたこともあって、例年にも増して大胆な表現、斬新な表現の作品がたくさん見受けられたように感じます。彫刻や書道の部門にも力の込められた作品が多く、これも応募者の裾野が広がったことと関係しているでしょう。対照的に今年の写真部門は作品がやや少なく、少々寂しく感じられました。

最優秀賞を争ったのは酒井優一さんの《鉄道好きの機関車がいっぱい》と塩崎琴音さんの《線》でした。さまざまの機関車をまるで友達を描くかのように愛情を込めて描いた酒井さんの作品と、花やリボンのモチーフを画面いっぱいにびっしりと描き込んだ塩崎さんの作品は自由さと緻密さという、障がい者アートのもつ、正反対でありながらいずれも個性的な魅力をみごとに示しているように感じられます。

展示する側、審査する側としては作業が少し大変になるかもしれませんが、来年度以降もさらに多くの方から出品いただき、障がいのある方、ない方、いずれにとってもさらに楽しめる展覧会となることを願っています。

美術部門審査員 尾﨑 信一郎(鳥取県立博物館副館長兼美術振興課長)

◎文芸部門

今年の「あいサポート・アートとっとり展」への応募作品は、昨年度より百点以上増加し、四百七十九点ありました。

文芸部門では、詩が十五篇、短歌三篇、俳句八篇、川柳一篇でした。

今年は詩部門の作品が多く、内容も充実していました。事前に資料をいただき審査して持ち寄りました。石山審査員と話し合いながら入賞を決めていきました。その中で感じたことは、やはり実物の作品を目の前にすると作者だけでなく、作者を取り巻く「ひと・もの・こと」が見るものに伝わるということです。

日々の生活の中から紡ぎ出された「言の葉」。それらを作品の形にし、コンテストに応募してくださったご家族や作業所の職員、サポーターの皆様の思いが見えてきて、作品の1つ1つが呼吸をしているように見えました。

今後も、折にふれて自分の思いや願いなどを言葉にのせて創作を続けていただきたいものです。

文芸部門審査員 小山 正恵

◎マンガ部門

本年度のあいサポートとっとり展・まんが部門の応募作品は審査員を大いに悩ませることとなりました。

どの作品も大変レベルが高いのです。伝えたいことがしっかりとわかりやすく描かれており、色も内容も明るく鮮やか、キャラクターも魅力的で見応えがあります。

大いに悩んだ結果、まんがとして特にアイディアや表現に優れたものを選ぶという、非常に厳しい審査を行いました。
「僕、バイク」という作品は、シンプルながら抑えた色彩と整理された画面構成、リズム感・ユーモアに溢れており、どこか哲学的な感覚もあるところが評価されました。

「次元をこえて」はCGを使いていねいに描かれた絵で、コマを越えたギミック(効果)が面白いアイディアでした。
「カッパくん大山見に行こうョ!!」は漫画らしいアイディアと構成のわかりやすさ、キャラクターのかわいらしさやわかりやすい作品だと思います。

残念ながら選に漏れた作品もとても面白いので、ぜひご覧になってください。

マンガ部門審査員 寺西 竜也

▲ページTOP